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【AKヨガの始まり】

「AKヨガ」とは、かわむらクリニック院長の川村 明医師(以下 川村)が考案した、高齢者やハンデを抱えた方でも取り組み可能な、ヨガをベースにしたストレッチです。「AKヨガ」誕生のきっかけは、ある患者様(当時、79歳女性)の悩みを解決する過程から生まれました。

その患者様は来院当時、腰が90度に曲がっており、寝たきり寸前でした。そこで、川村自身がヨガでヘルニアや大腸ポリープ等を克服した経験があったことから、一人でもできるヨガを処方箋として提供しました。その結果、患者様の腰を半年足らずでまっすぐに伸ばすことができました。そのため、より多くの高齢者の健康維持に貢献すべく、川村自らヨガインストラクターやスポーツドクターの資格を取得し、「AKヨガ」を創設しました。2013年8月よりAKヨガ教室を開始しています。

現在では厚生労働省のスマートライフプロジェクトや世界課題であるSDGs等に貢献すべく、高齢者の「寝たきりゼロ」「要介護」を目指すとともに、誰一人取り残すことなく全ての人Quality of Life(生活の質。以下、QOL)向上及び健康寿命延伸を目的に活動しています。

また、AK Yoga教室は活動拠点を広げ、千葉県浦安市舞浜にある「シェラトングランデ・トーキョーベイ・ホテル」でもヨガクラスを行っています。

【川村 明医師について】

かわむらクリニック院長。高知県生まれ65歳。

土佐高校、徳島大学医学部卒業医学博士、東洋医学会専門医、日本医師会健康スポーツドクター、障がい者スポーツドクター、J-Yoga公認インストラクター

34歳の時、消化器外科医としての長時間手術等が原因で腰椎椎間板ヘルニアとなり大手術を受けたことがきっかけで、

東洋医学と西洋医学の両方をとりいれた医療を目指し、36歳で山口県宇部市にかわむらクリニックを開業しました。

手術の後遺症による腰痛やうつ病、アトピー、大腸ポリープ等に悩み、様々な健康法を試す中、ヨガに出会い、ヨガインストラクター資格を取得しヨガによりさまざまな不調が改善された経験を、

患者や地域の高齢者の健康維持に活かせないかと試行錯誤を重ね「AKヨガ」(アンチエイジングAKヨガ)を確立しました。

AK Yogaの中でも、壁に手をつきひざ裏を伸ばすという簡単な運動を行うことで、腰が90度曲がり寝たきり寸前だった高齢者たちが正しい姿勢で歩けるようになり、ひたむきにヨガに取り組む姿が世間に大きなインパクトを与えました。 2018年にそれらの運動指導をまとめた書籍「5秒ひざ裏のばしですべて解決」(主婦の友社刊)をはじめ、ひざ裏のばしシリーズの著書累計が66万部を超えるベストセラーとなりました。

また、2019年には、「ヨガジャーナル presents Yoga People Award 2019」において、ヨガカルチャーを広めるために貢献した男性に贈られる「ベスト.オブ.ヨギ」を受賞ています。

現在では出身地である高知県いの町、高知県須崎市において、自治体とともに「寝たきりゼロを目指す介護予防事業」に取り組んでおり、

その他にも厚生労働省が主催する「スマートライフプロジェクト」にや外務省が主催する「ジャパンSDGsアワード」に参加し、誰一人取り残さないインクルーシブな社会の構築とQOL向上を目指し活動しています。

2020年にはかわむらクリニックは山口県で唯一のスポーツ推進企業としてスポーツ庁より「スポーツエールカンパニー2021」に認定されました。

【AKヨガの理論】

AKヨガの理論を表すならば、「ひざ裏をのばして体幹に力を入れる」の一言に限ります。ひざ裏を伸ばすと骨盤が立ち・体幹に力が入り・胸が広がるという運動連鎖により、正しい姿勢が取れるようになります。また、正しい姿勢だけにとどまらず、4つの力(筋力、バランス力、気力、知力)を維持そして増進できるのです。

【0番目のチャクラはひざ裏にあり⁉】

ヨガでチャクラという言葉を耳にするかと思いますが、皆さんチャクラという言葉をご存知ですか?チャクラとはエネルギーが集まる場所で、ヒンドゥー教のタントラやハタ・ヨガ、仏教の後期密教では、人体の頭部、胸部、腹部等にあるとされ、「中枢」を指す言葉として用いられます。エネルギーが集まる場所は七つに分かれており、第一のチャクラは会陰(肛門と性器の間)・第二のチャクラは陰部・第三のチャクラは腹部の臍辺り・第四のチャクラは胸・第五のチャクラは喉・第六のチャクラは眉間・第七のチャクラは頭部にあるとされています。

AKヨガでは従来のチャクラ以外に、「0番目のチャクラ」が存在すると考えています。それはズバリ「ひざ裏」です。0番目のチャクラひざ裏は、第七のチャクラを支える源だと考えています。チャクラを現す図は、座って瞑想する姿で描かれていますが、人間は歩行なしには生きていけないのです。歩行するためには、ひざ裏がのびることが必要で、ひざが伸びなければ、次第に歩けなくなります。ひざ裏がのびることで歩行が可能となり、人は生きるための食べものを探し、生きることができるのです。

【東洋医学としてのヨガ】

東洋医学は、漢方・鍼灸・気功がありますが、私はヨガも東洋医学の一つになると思っています。

今日に至るまで、医療現場でAKヨガを運動処方箋として提供し、高齢者やハンデを抱えた方をはじめ、子供から高齢者までの方々の身体的な悩み解決し、発展してきました。若年層の身体トラブル(ストレートネック・パーキンソン病他)から高齢者の身体トラブル(脳卒中・脊柱管狭窄症・圧迫骨折等の後遺症他)まで幅広い年代の方の身体の不調に寄り添いサポートして参りました。主婦の友社より発刊されている「医者ヨガ」にその一部を紹介していますので、是非ご覧下さい。今後もヨガをより多くの方に周知していただけるよう、そして東洋医学の中のヨガ治療の地位を確立できるよう活動して参ります。